さくの気ままブログ

語りたいことを語りまくるブログ。

私とIZ*ONE

どうも桜楽です。今回は前回のブログの続き…ではなく、少し違う話になります。短い話ですが、お付き合いください。

 

IZ*ONEが、2021年4月をもって活動を終了することが大元のMnetから発表されました。

2018年、produce48からデビューした彼女たちは、様々な困難に揉まれながらも、多くの人に愛され活動を行ってきました。

一時は存続すら危ぶまれましたが、復活を遂げ、なんとか最後まで走り切ろうとしています。

記事を書いていてなんなのですが、私はずっと本気でIZ*ONEを追っていたわけではありませんでした。姉がAKBの推しである宮脇さんが参加したことでIZ*ONEを知り、そこでチェヨンさんに出会ったことからK-POPのアイドル(この時はまだ女子だけ)にハマったことで彼女たちを知ることになりました。

正直、その時の私のK-POPのイメージは偏見だらけでした。整形してるだとか、どうせ歌もダンスも大したことないだとか、そんなことばかり思っていました。その頃はジャニーズとハロプロが主だったので日本のものの方がいいとばかり思っていました。(これは個人的なものですが世間の流行りに乗りたくないという気持ちもありました)

本気で追っていたわけではないですが、姉と共に見守ってはいました。デビュー曲の「La Vie en Rose」を初めて見た時、予想と全然違くて驚きました。12人の可憐な少女たちが美しい衣装を纏って歌い踊る姿は私が持っていたK-POPへの偏見を消しました。ただ、言語の壁が大きかったことと、偏見を取り払った“だけ”で終わってしまったが為に、私が本気でIZ*ONEを追うことは、K-POPを好きになることはありませんでした。ですが、姉が毎日口ずさむ曲を聞いてこれもIZ*ONEの曲なのかなぁ?と思いながら過ごしていました。後にIZ*ONEだけじゃなく違うグループも聴き始めた姉でしたが、私はそれに続くことはありませんでした。やはり言語の壁が大きく、歌詞を理解できないことと知らない言語の曲を聞くことへの抵抗がまだあったからです。produce48でやっていた「Rumor」を聞いて、へぇいいメロディーだなとは思いつつもやっぱり韓国語だし……とイマイチ興味に欠けていました。名前も読めないし、でもダンスとかは素敵だけどな〜と思いながらしばらく過ごしていました。歌が上手くて大人っぽい人が好きなので私はIZ*ONEではウンビさんが好きです。

特に2019年は口ずさむ曲でK-POPを聞いていましたが、姉は韓国語がちっともできないので発音はめちゃくちゃなので分かるのはメロディーだけ。自分から調べることもなく、このままただIZ*ONEを知ってるだけで終わるんだろうなと思っていました。 

ですが、年が明けた2020年にSUPERJUNIORとの出会いから全てが変わります。これは別記事で詳しいことを載せています。ここでK-POPと深く関わることになった私がまずしたことは韓国語の勉強でした。あれから1年経った今は簡単な文章は理解することができるようになりました。でも、もっと勉強してもっとできるようになりたいな〜と思っています。

勉強してから変わったことと言えば、韓国語に抵抗がなくなったことです。そりゃそうだろうという話なのですが、実はハングルがちっとも分からなかった、というよりは文章として理解していなかった時に見ていたスジュやイトゥクさんの動画を全く理解できなかったのです。イトゥクさんメインの動画ならシムクン(イトゥクさん家の飼い犬)が動いて、イトゥクさんが動いて、としている動作などで察するしかなく詳しいことは何も理解出来ていませんでした。今も本当に簡単なことしかまだ分からないのですが、それでも前よりはずっと分かるようになったので聞きやすくなりました。(NCT、ひいてはWay Vにハマってからは中国語にぶち当たっていますが…w)まだ完全では無いですがやっぱり言葉が分かる方がK-POPは楽しいなと思います。でもその分勉強は大変なので、翻訳してくださる方々には頭が上がりません。

あとは、名前がはっきりと分かるようになりました。韓国はMCOUNTDOWNなんかでは歌詞の上に誰のパートかを明記してくれます。なので覚える時にはそれを見ることで「ああ、今はこの人なんだ」と把握することができました。

またK-POPに触れることで韓国の文化なんかにも触れて、たくさんのことを知ることができました。お互いの政治のせいで睨み合っているように思えてしまうけれど、本当はそんなことないんだと感じた瞬間でもありました。

近くとはいえ異国の地の言葉を一生懸命覚えようとしてくれる彼らが嬉しくて。その分私も学ばなきゃなと思います。推しの1人が自分の国の言葉を喋ってくれるをただ待つのではなく、自分も理解しようと学ぶ努力をするべきだと自国の言葉を喋ってもらおうとするファンにそう言った事がありました。それでハッとしたのです。私たちファンが彼らの言葉を理解したいように、彼らも私たちの言葉を理解したいから無い時間を割いて勉強するのだと。

勉強しない人が悪いとかそういう話ではなくて、お互いへの思いやりや礼儀があってこそVライブやインスタライブ、直播などでの交流が成り立つのだと思いました。

私が男性のアイドルにハマる中でもIZ*ONEはずっと頑張っていました。のんびり見守っていた私が特に気に入っているのは「幻想童話」です。美しい衣装に美しい歌詞、そして白鳥が羽ばたくようなサビの優雅さなど曲名の幻想童話の言葉が似合うような雰囲気の中に感じる強さが好きです。

I.O.Iにしても、WANNA-ONEにしても、X1にしても彼らの特性は必ずくる終わりにあると思います。制作側の不正により本格的に活動する前に解散になってしまったX1でしたが、最初で最後に出したデビューアルバムの表題の「Flash」はまさにその刹那さを表しているなと思いました。私がたくさんのグループに出会ったのはX1のおかげでもあります。不正は許されることではありませんが、このグループが最後まで活動するところを見たかったなぁと思うことはあります。今では最後まで進路が定まっていなかったドンピョくんも今月にデビューが決まり、X1だけなら全員の進路が確定することになりました。活動が続けられなかったのは残念ですが、各グループで魅せてくれることを期待ですね。

普通に結成されたグループにも終わりはあります。契約上の問題や売り上げの問題はもちろんのこと、続けられても加齢による肉体の衰えからの活動停止など、どんなに長く続けても全盛期のような活動はずっと続けられません。

特に女性は男性よりもずっと活動できる時間が限られてしまうので尚更です。 

どんなにファンが頑張っても、いつか終わりはくるものです。それをどれくらい延ばせるかという話になるわけです。

日本にはAKB系列はもちろん、ハロプロなど多くの女性アイドルグループは卒業と称した引退を行います。ですが、その分加入もある為、全体の活動そのものが打ち切られさえしなければグループそのものは内部の人間が入れ替えされながらも持続していきますが、韓国にはそれがありません。新メンバーの加入はあれど、それはグループそのものを半永久的に持続させるものではなく、契約期間を満了したりなどの理由でグループは簡単に解散します。余程のことがない限り、再結成はされません。

IZ*ONEは活動停止しますが、実質解散なのでもう動くことはありません。本人たちにその意思があっても事務所側が納得しない場合が多い為、一夜限りの復活も厳しい可能性の方が高いです。IZ*ONEが叶うなら他のグループでも見たいですしね。どこのグループもいつか再パフォーマンスができたらいいなと思います。

produceシリーズから選出されたメンバーでできたグループは必ず期間限定になります。

どのシリーズから出たグループも絶大な人気を誇りましたが、I.O.I、WANNA-ONEは無事期間を終えて惜しまれながらも解散し、それぞれ進路につきました。X1も望んだ活動はできなかったものの、それぞれの道を歩んでいます。 

IZ*ONEも、同じようにそうなるだけなのです。

予告されていたことが、予告通り起こるだけです。寂しいけれど、IZ*ONEは時を止めなければいけません。

恥ずかしながら、私がIZ*ONEの顔と名前を全員一致させたのはほんのつい最近のことでした。

名前がごっちゃになったりしながらもやっと全員の顔と名前が一致するようになりました。

デビュー当時のMVから今のMVを見ると皆綺麗になったなぁ、マンネライン(特にウォニョンちゃん)は大人になったなぁと感じるようになりました。

ハロプロではよく言われますが、卒業する前のメンバーは一際綺麗になります。

終わりの時が近いからこそ、今までで一番眩い輝きを放つのかもしれません。

きっと、その輝きが最高潮になるのは来るラストライブの時なのでしょう。

まだ垢抜けない少女たちが、美しい大人の女性になって旅立っていく。

私はずっと、IZ*ONEの出す表題曲に儚さを感じていました。花をイメージしたシリーズが続いたことや後に続く曲も童話を元にした曲が多いことからきているのかもしれません。

でも、彼女たちの持つ独自の“刹那さ”が、確かにそこにあるのに消えてしまいそうな儚さを出していたのだと私は思います。

シングルとして最新に出された「panorama」はその最後を意識したような1曲です。

その中の一番最後の歌詞、センターでありマンネのウォニョンちゃんの明るく可愛らしい歌声でこう歌われます。

「영원히 기억해 약속」

ああ、なんて美しくて素敵な歌詞なんだと思いました。この歌詞の意味は「永遠に覚えていて、約束よ」です。

貴女たちを愛した人たちは、これからも貴女たちを忘れることなんてないのに、忘れることなんてできないのに、それでも忘れないでね、約束よと言ってくれるのがどれだけ尊いものか。

なんて甘美な言葉なんだと聞いた時に思いました。しかもそれをIZ*ONEのキーパーソンとも言える子に歌わせるなんて。

きっと多くの人にとって大切な曲になる、そんな確信がありました。

最後を感じて悲しくなってしまうけれど、彼女たち自身から忘れないでねと言われることで彼女たちの物語はずっと消えないのです。変わらず確かにそこに存在し続ける。

情勢もあって生で会って見送ることは出来ませんが、その代わり国関係なく多くの人たちが環境さえあれば最後になるであろうコンサートを見ることができるので複雑ですね。私は姉と参加する予定です。

どうか最後の瞬間、12人が咲かせる美しい“華”が、多くの人に夢と希望を与えることと、これから先違う道を行く彼女たちが満足のいく活動をできることを願って。

輝かしい未来が、12人を待っていますように。

いつか、私たちこんなこともあったね。でも今も幸せだよと笑える日が来るように。

 

IZ*ONEが咲かせた花は、一生消えることはない。枯れないまま、永遠にその美しい色を保ったまま、誰かの夢のきっかけになっていく。